なお、この記事は、新車購入者用に執筆した情報(2020年執筆)を、後年になって中古車購入者向けに一部だけリライトしたものになります。
注意
途中でマイナーチェンジや一部改良が行われており、年式によってグレードや装備が若干異なります。
ここでは、2020年式(最終年式)について解説します。
2016年11月2日、日産ノートに「エンジンで発電した電力」によってモーターのみで走行する新開発技術を搭載した「ノートe-POWER」が発売になった。
そんな初代ノートe-POWER中古車の購入検討者が気になるのは以下の内容ではないだろうか?
- 初代ノートe-POWERの新車時の値段はいくらだった?
- グレードによる違いは?グレードごとの装備を比較
- 初代ノートe-POWERの売れ筋とおすすめのグレードは?
当ブログでは、初代ノートe-POWERについて、グレードによる違いや新車時の値段などの情報をわかりやすくお伝えしますので、グレード選びの参考にどうぞ!
その前に、買い替えで処分する廃車があれば廃車買取専門店が断然有利であることを知っとかないと損するよ。
そんなお店があるんだね。
初代ノートe-POWERのグレード一覧と新車の値段・装備の違いを比較
以下に、初代ノートe-POWERのグレード一覧と値段を示すよ(特別仕様車は除く常時設定グレード)。
初代ノートe-POWERのグレード構成と値段
初代ノートe-POWERのグレードは以下のとおりだ。
基本は「S」「X」「メダリスト」という3グレードだが、「X」と「メダリスト」には『ブラックアロー』というサブグレードも存在する。
グレード名 | 駆動 | 値段 (万円) |
---|---|---|
S
|
FF
|
190
|
X
|
FF
|
202
(211 ※1) |
4WD
|
224
(233 ※1) |
|
メダリスト
|
FF
|
235
(242 ※1) |
4WD
|
257
(264 ※1) |
※1:( )はブラックアローの値段
※2:千円未満は四捨五入
ベースグレードに対して主に内装・外装の一部を名前のとおり「ブラック」化するなど、スタイリッシュなデザインに仕上げている。
ベースグレードに対しての主な違いは見た目に関する内容であり、装備の差はほとんどない。
各グレードの違いを比較して解説!初代ノートe-POWERのおすすめグレードは?
ここでは「S」「X」「メダリスト」の各グレードを比較し、初代ノートe-POWERでおすすめのグレードを徹底検証するよ。
最もおすすめしないグレード「S」
まずは最廉価グレードの「S」から紹介。
- このグレードの燃費が最も良く、JC08モードで37.2km/l(他グレードは34.0km/l)
- リヤウインドウの開閉が手動であるなど装備がかなり省かれており、全く売れていないグレード
最も安くて燃費がいいのに、おすすめでも売れ筋でもないのはどうして?
それはあまりに装備が省かれているにもかかわらず、その1つ上のグレードと12万円しか変わらないからだよ。
特に以下の5つを知らずに買うと大変なことになる。
Sグレードの装備の注意点
- リヤパワーウインドウなし
- 純正カーナビの装着不可
- リヤワイパーなし
- ドアミラーは手動で格納
- フロント2スピーカーすらオプション
これ以外にもいろいろ装備が省かれていて一つ上の「X」グレードと12万円しか変わらないんだからこのグレードはおすすめできない。
さすがに装備が省かれ過ぎているわね。
でも、最も燃費がいいグレードなんでしょ?
装備を省いて車重が軽いから、値段も安く燃費も良くなるんだよね。
このようなグレードを設定することによって、自動車メーカーは「安い値段」「良い燃費」で宣伝できるというメリットがあるんだ。
実際にほとんど売れていないし、メーカーもそれを承知で設定したグレードだ。
売れ筋No1は「X」
次は中間グレードのXを見てみよう。
- 実用的な装備が全て装備されている標準となるグレード
- 売れ筋No1
「S」と外観は変わらないように見えるけど。
外観はホイールのサイズが違うだけだね。
「X」は売れ筋で標準的な装備のグレードなんでしょ?
うん、「S」の項目で説明した装備以外に追加されるのは以下の内容だ。
- ハイビームアシスト
- インテリジェントオートライト
- リヤシートが6:4に分割可倒
- 運転席シートリフター
- ホイールサイズが15インチ→14インチに変更(小さくなっていることに注意)
- インテリジェントエマージェンシー
- 車線逸脱警報
- 踏み間違い衝突防止アシスト(2018年7月5日の一部改良で追加された)
細かい違いは上記以外にもあるけど、これだけたくさんの違いがあって12万円しか変わらないのだから初代ノートe-POWERでこのグレードが売れ筋なのは納得できるだろう。
おすすめNo1のグレードだ。
豪華装備の「メダリスト」
最後は上級グレードの「メダリスト」を紹介するよ。
「メダリスト」は「X」と比較して一気に36万円も高くなるのね。
「X」とは何が違うのかしら?
「メダリスト」が「X」から付加される主な装備は次のとおりだ。
- LEDヘッドライト
- 本革巻きステアリング
- ステアリングスイッチ
- ナビ取り付けパッケージ
- 運転席&後席アームレスト
- 15インチアルミホイール
- インテリジェントクルーズコントロール
- インテリジェントLI(車線逸脱防止支援)
- ヒーター付きドアミラー
「X」と「メダリスト」の36万円という値段差は大きいけど、装備内容も大きく違うわね。
これだけ違えば36万円の値段差と言えども迷ってしまうだろうね。
実際に売れている割合が気になるわ。
初代ノートe-POWERについては2016年11月に発売した直後に集計した売れ筋データがあるから紹介するよ。
グレード名 | 販売割合 |
---|---|
S
|
0%
|
X
|
61%
|
メダリスト
|
39%
|
Sが0%というのが極端ね。
まあ、初代ノートe-POWERは実質2グレードだね。
その中でも売れ筋No1はやはり「X」だ。
以上が初代ノートe-POWERの値段やグレードに関する情報になるけど、良質な中古車を探すならズバット車販売がよいと思うよ。