60ハリアー中古のガソリン車は燃費が悪い?HVと実際の燃費を比較!
60ハリアーの中古車を購入するときに誰もが気になるのは燃費。
ところが、60ハリアーの燃費情報はWLTC燃費ではなくJC08燃費しか公開されていない。
そこで、当ブログでは60中古ハリアーの燃費について、以下の内容を調査しました。
- 60ハリアー中古車のHV(ハイブリッド)車とガソリン車の実際の燃費を比較!
- 60ハリアーの燃費は悪いという口コミがある?
- 実燃費は夏冬に悪化し、春秋に向上する傾向がある?
あと、買い替えで処分する廃車があれば廃車買取専門店が断然有利であることも覚えておいて。
そんなお店があるんだね。
60中古ハリアーのHV車とガソリン車の実際の燃費を比較!
まずは、燃費の基本ともいえるカタログ燃費を、HVとガソリン(ターボ含む)で比較してみよう。
駆動 | JC08燃費 (km/l) |
|
---|---|---|
ターボ
|
FF
|
13.0
|
4WD
|
12.8
|
|
ガソリン
|
FF
|
16.0
|
4WD
|
14.8~15.2
|
|
HV
|
4WD
|
21.4
|
60ハリアーのカタログ燃費については、ごく一般的な普通の数値でこれといった特徴はない。
60ハリアーの実燃費が悪いっていう口コミがあったんだけど、どうなの?。
では、ハリアーの実際の実燃費についても比較してみよう。
実燃費を比較!60ハリアー中古車の燃費が悪いという口コミがある?
60ハリアー中古車の実際の実燃費をパワートレインごとに以下の表で比較した。
なお、実際の燃費について4WDはFFよりも若干燃費が悪いが、データの都合上、駆動方式は区別することなく同一のパワートレインとして集計した。
実燃費 (km/l) |
|
---|---|
ターボ
|
10~11
|
ガソリン
|
11~12
|
HV
|
14~15
|
上記の実燃費データを見る限り、60ハリアーの燃費は特別良くもないけど悪くもないと思うけど。
これで燃費が悪いという人の根拠は何だろう?
考えられるのは、60ハリアー最大のライバルであるCX-5の燃費が圧倒的に良いことだね。
2200CCのディーゼルターボエンジンは、実燃費で13~14km/l程度をマークする。
これは、60ハリアーHVと比較しても約1km/l程度しか変わらないから、購入検討時に両車の燃費を比較すると、60ハリアー中古車の燃費は悪く感じるだろう。
エコドライブモードで燃費向上
ハリアーでは全車に走行モードスイッチが装備されていて、エコドライブモードを選択すれば燃費が向上するんだよね。
そう、加速やエアコンを燃費重視の制御にすることにより、燃費が向上するんだ。
走行状態にもよるけど、平均で約1km/l程度燃費が向上する。
エコドライブモードのほかにパワーモードやスポーツモードもあって、こちらは逆に燃費が悪化するから注意してね(パワートレインによって選択できるモードは異なる)。
上記以外にも、60ハリアー中古車は全車でシーケンシャルシフトマチックが標準装備となっている。
これは、Mレンジを選択するとマニュアル車と同じように手動でギヤチェンジできるんだけど(ガソリン車は7速、ターボとHVは6速)、使いすぎると燃費が悪化するから気をつけてね。
60ハリアー中古車の実燃費は夏冬に悪化し、春秋に向上する傾向がある?
ところで、実燃費って季節変動が結構大きいって聞いたけどどうなの?
そのとおり。
60ハリアー中古車に限った話ではないけど、月ごとの変動は結構あるよ。
各パワートレインごとに60ハリアーの月別平均燃費を比較してみよう。
月
|
ターボ
|
ガソリン
|
HV
|
---|---|---|---|
1月
|
9.5
|
10.8
|
13.6
|
2月
|
9.7
|
10.8
|
13.6
|
3月
|
10.7
|
11.4
|
14.3
|
4月
|
11.0
|
11.6
|
14.9
|
5月
|
11.5
|
12.1
|
15.5
|
6月
|
11.6
|
12.0
|
15.3
|
7月
|
10.9
|
11.8
|
14.7
|
8月
|
10.8
|
11.7
|
14.6
|
9月
|
10.7
|
11.6
|
15.0
|
10月
|
11.2
|
11.7
|
15.1
|
11月
|
11.3
|
11.4
|
14.6
|
12月
|
10.4
|
10.8
|
13.9
|
この表を見ると、確かに夏冬は60ハリアーの燃費が悪化して、春秋は向上するという傾向があるね。
やはりエアコンの影響は大きい。
あと、夏より冬の方が燃費は悪化している、エンジンが冷えていると暖気に燃料を消費することが原因だ。
60ハリアー中古車のHVを購入してガソリン代で差額を回収できるか?
HV車の購入を検討する際に判断材料となるのが、「燃費が向上する分のガソリン代で、どこまで車両本体の価格差を回収できるか?」ということだろう。
そこで、当ブログでは、何km走行すれば車両本体価格の差額を回収できるか検証した。
- 比較車両
- ガソリン価格
- 燃費
- 1km走行するコストの差
ハイブリッドエレガンス(約377万円)とガソリンエレガンス4WD(314万円)で、車両価格差は約63万円。
1L150円で計算
前述の実燃費データから、HV・ガソリンそれぞれの実燃費を14km/l、11km/lとして計算
HV :150÷14=10.7円
ガソリン :150÷11=13.6円
上記から、1km走行するコストは、13.6-10.7=2.9円の差となる。
よって、車両価格差を走行コストで回収するには、63万÷2.9≒21.7万kmの走行が必要となる。
現実的には厳しい数値だね。