70ヴォクシー/ノア中古車選びの基礎知識

70ヴォクシー・ノア中古車
画像左:ノア 右:ヴォクシー

70系ヴォクシー/ノアは、トヨタ自動車が2007年(平成19年)6月~2014年(平成26年)1月に販売していた2代目のヴォクシー/ノアである。

初代となる60系は、モデル末期においても合わせて1万台を販売する大人気モデルであり、その人気モデル初のフルモデルチェンジということで、注目を集めた。

2代目の70系においても60系と同様に好調なセールスを記録した。

そのため、中古車市場での玉数は豊富である。

また、デザイン的にも機能的にも全く古さを感じさせず、中古車として購入しても不満は少ないだろう。

一般的に、ノアはファミリー向けの優しいイメージ、ヴォクシーは比較的若い男性向けと認識されている。

当サイトでの表記
ヴォクシーとノアは外観の一部やグレード名称が異なるだけで、価格や車両本体は同一である。

よって、当サイトでは、両車を同一車両として扱い、グレード名についてはヴォクシー/ノアの順で併記する。

例:V/G

70ヴォクシー/ノアはここに注目!

注目ポイント1
バルブマチックシステム採用の新型エンジン

主

国産量産車初となる連続可変バルブタイミング&リフト機構を採用した3ZR-FAEエンジンは、加速性能やレスポンスに優れる。

燃費も良好であり、トヨタの最新技術が詰め込まれている。

はっきり言って、このエンジンはすごい。

注目ポイント2
世界初!ワンタッチスペースアップシート採用

主

3列目のシートは、レバーを引くだけで座席が左右に分割して跳ね上がる世界初の仕組み。

この仕組みにより、女性でも簡単に3列目シートを収納できる。

ミニバンの要、2列目・3列目シートを徹底解説!

2列目シート

70ヴォクシー/ノアの2列目シートは以下の2種類が存在する。

  • ロングスライドマルチ回転シート(オプション設定
  • ベンチシート(標準装備

自分の購入する車両にどちらが装備されているかは現車を確認する必要がある。

ロングスライドマルチ回転シート

ミニバンは子育て世代の購入者が多い。

中には赤ちゃんを乗せる場合も少なくないだろう。

赤ちゃんを座席へ乗降させるのは、ママにとっては一苦労だ。

そんなママにうれしい機能が、このロングスライドマルチ回転シート。

赤ちゃんの乗降を想定し、それぞれのシートが外側に回転する。

それだけではなく、180度回転して3列目との対座も可能であり、また、座席が前後に大きくスライドするので、様々なシチュエーションに最適な配置が実現できる。

2列目シート
☑シートアレンジは8種
ゆったり3列モード
ウォークスルーモード
チャイルドケアモード
セカンド回転対面モード
セカンドゆったりモード
ビッグラゲージモード
フロントフラットソファモード
リヤフラットソファモード
ここに注意!

2列目のロングスライドマルチ回転シートは、2010年4月のマイナーチェンジで変更が加えられている。

マイナーチェンジ前は、左右のマルチ回転シートの中央にも乗員が座れる簡易的なシートがあり、2列目は3名乗車であった(乗車定員8名)。

しかし、マイナーチェンジ後はこの中央のシートがなくなり、2名乗りのキャプテンシートととなった(乗車定員7名)。

よって、マルチ回転シートが欲しくて、かつ、2列目は3名乗車(定員8名)がよい場合には、マイナーチェンジ前のモデルを選ぶ必要がある。

ベンチシート

上記のロングスライドマルチ回転シートに対して、こちらは一般的なベンチシートの形状だ。

シートアレンジは6パターン存在する。

ゆったり3列モード
リヤラゲージモード
フロントフラットソファモード
ウォークスルーモード
ビッグラゲージモード
リヤフラットソファモード
ここに注意!

前述のロングスライドマルチ回転シートと同様、こちらのベンチシートも2010年4月のマイナーチェンジで4点の変更が加えられている。

2列目シートにこだわりがあるならば、この変更は見逃せない。

  1. 折りたたみ方式
    マイナーチェンジ前はタンブル方式であった。

    タンブルシート

    これが、マイナーチェンジ後はチップアップ&スライド方式に変わった。

    チップアップスライドシート


  2. シートの分割
    マイナーチェンジ前は左右分割がされていなかったが、マイナーチェンジ後は6:4左右分割式に変わった。

    これにより、シートアレンジのバリエーションが増えている。
    シートアレンジ7

    シートアレンジ8


  3. シートのスライド
    マイナーチェンジ前はシートが前後にスライド不可であったが、マイナーチェンジ後はスライドが可能になった。

  4. 座席中央のウォークスルー
    マイナーチェンジ前は2列目中央部分をたためばウォークスルーが可能であったが、マイナーチェンジ後は6:4分割シートになったため、ウォークスルーができなくなった。

3列目は世界初のワンタッチスペースアップシートで簡単格納!

ミニバンの3列目シートは格納できることが一般的であるが、どの車種も格納するためには一苦労する。

そんな問題を解決したのが、世界初のワンタッチスペースアップシートである。

シートが5:5に分割され、スプリングで自動的に左右に跳ね上がる。

元に戻すのも簡単だ。

70 ヴォクシー・ノア 3列目シート
【購入者の口コミ】
以前乗っていたミニバンでは、3列目の格納が面倒であまり使っていなかった。
しかし、このモデルはワンタッチで簡単に格納できるので、頻繁に使うようになった。

一方で、こんな意見も目立つ。

【購入者の口コミ】
3列目を格納しているときは3列目サイドガラスからの視界がほとんど遮られるので、車庫入れや車線変更時の目視確認がしにくい。

この装備がついていたらお得!70ヴォクシー/ノア中古車

70ヴォクシー/ノア中古車において、この装備は便利だと思うものをランキング形式で発表!

ヴォクシー/ノアの中古車購入時の判断にも。

ただし、オプションの場合は車両ごとに個別に確認するしかない。

  1. 両側パワースライドドア

    両側パワースライドドア

    これがついている車両をgetできれば最高だろう。

    キー操作、運転席スイッチ操作、ドアノブにふれるという3つのパターンで両側のスライドドアを開閉できる。

    グレードによって、片側のみ標準、両側標準、オプション設定などバラバラであるから、実物車両を確認する必要がある。

  2. インテリジェントパーキングアシスト

    インテリジェントパーキングアシスト

    写真左がインテリジェントパーキングアシスト機能であり、音声ガイダンスとナビ画面で駐車をサポート。基本的にハンドル操作は自動で行ってくれる。

    なお、ワイドビューフロント&サイドモニター(写真右)もセット機能となっており、フロントやサイドの死角部分を補ってくれる。

    見通しの悪い交差点進入時や、左に幅寄せ時などに効果を発揮するだろう。

    この機能は全グレードオプション選択なので、中古車の場合は各車両を確認するしかない。

  3. 左右独立温度調整オートエアコン

    左右独立エアコン

    車内においては、男性と女性で心地よいと感じる室内温度が異なる。

    ときには温度設定をめぐって争いになることもあるかもしれない。

    しかし、このように左右で独立した温度調整が出来るので、2人それぞれが快適な設定を保てる。

    全車標準装備。

  4. スマートキー

    スマートキー

    キーを取り出さなくても施錠開錠やエンジンスタートもできる便利アイテム。

    スマートキーを使ったエンジンスタートは、プッシュボタン式となる。

    グレードにより標準又はオプション。

  5. テレスコピックハンドル

    ハンドル

    ミニバンは、休日はパパが、平日はママが運転することが一般的であろう。

    パパとママでは体形が異なるだろうから、ハンドルの位置も同じ位置が最適とは限らない。

    そんなとき、このようにハンドルが前後・上下に自由調整可能であれば、両者が最適なハンドルポジションを維持することが出来る。

    全車標準装備。

  6. クルーズコントロール

    40~100kmの間における希望の速度で定速走行が可能。

    一部のグレードにしか搭載されていない。

  7. パワーバックドア

    バックドアをスイッチ操作で開閉できるという便利な機能。

    一部グレードのオプションとして設定。

  8. ヒルスタートアシスト

    坂道発進時に車体が後ろに下がらないための機能。

    車体の重いミニバンには助かる機能だが、全グレードオプション設定。


70ヴォクシー/ノア中古車 走りはどうだ?

新型3ZR-FAEバルブマチックエンジンによる軽快な走り

3ZR-FAEエンジン

70ヴォクシー/ノアに搭載されたこの新型エンジンは、環境性能と走りを高次元で融合させている。

158psという出力は、ライバルのステップワゴン、セレナと比較しても最高の出力であり、発進時から高速域におけるまで、ストレスなくエンジンが回る。

ミニバンは一般的に車体が大きく、重量も重いのでもっさりとした走りになるが、この車には当てはまらないと言える。

【購入者の口コミ】
このバルブマチックエンジンというのは、本当に良いと思う。

大柄な車体の重さを感じることがない。大人数名が乗った高速道路でも、スムーズな加速をしてくれる。

この走りでも燃費は10km/l程度はあるので満足です。

主

このバルブマチックエンジンのすごさは同業者も認めるところである。

70ヴォクシー/ノア発売から2年後にフルモデルチェンジしたホンダステップワゴンの開発技術者であった小西真が、競合車として調査したバルブマチックエンジンについて以下のような感想を述べている。

トヨタさんがあれだけ凝ったエンジンでやった燃費を、普通のエンジンで達成しろというんだから大変ですよ、まったく。

マニュアル感覚で走れる!7速シーケンシャルシフトマチック

7速シーケンシャルシフトマチック

7速シーケンシャルシフトマチック搭載車は、上記写真のようにハンドル内にパドルシフトを備えている。

左がシフトダウン、右がシフトアップとなっており、マニュアル車のような感覚を楽しむことが可能だ。

【購入者の口コミ】
若いころ、マニュアル車に乗っていたのですが、その時の気持ちを思い出します。

ただ、私のように指が短い人はパドルの位置が遠く感じるのではないでしょうか。

個人的にはボタン操作のほうが好みです。

70ヴォクシー/ノア中古車の内装・収納徹底チェック!

内装

☑1列目付近

機能美あふれる落ち着いた内装デザイン。

1列目
☑運転席回り

シフトゲート付近のデザインはとてもカッコイイ。

コックピットのような高揚感が味わえる。

シフトゲート
☑メーター

グレードにより多少異なるが、上位モデルはオプティトロンで色鮮やか。

メーター
☑室内風景

シックでシンプルなデザイン。

飽きが来ないだろう。

メーター

収納スペース

過不足のないクラス標準の収納スペース。

少なくとも、収納が少なくて困ることはないだろう。

なお、AC100V電源コンセントは非常に便利だが、マイナーチェンジ後のグレード別設定であることには注意が必要だ。

収納図1
収納図2
モバイルポケット
運転席アッパーボックス
運転席トレイ
運転席ロアボックス
助手席アッパーボックス
助手席トレイ
センタートレイ
フロントドリンクホルダー
グローブボックス
センターサイドポケット
コンセント
買い物フック
デッキフック
助手席シートバックポケット
フロントドアポケット
スライドドアポケット
デッキトリムポケット

注意

上記収納はマイナーチェンジ後のものであり、マイナーチェンジ前は一部異なる。

70ヴォクシー・ノア 中古車は安全な車と言えるか?

☑正面だけではなく、側面からの衝撃も考慮
アッパーボディーを新設計とし、側面からの衝撃にも配慮している。

背の高いミニバンは、事故の際に横転する可能性も高いので、この措置はありがたい。

70ヴォクシー・ノア 側面安全性
☑後席搭乗者にも対応!SRSカーテンシールドエアバッグ

全車オプション設定となるが、1列目から3列目までの乗客に対応するカーテンシールドエアバッグを用意。

運転者以外の乗員にも気を配った装備だ。

エアバッグ
☑三角窓からの視認性アップ

従来は三角窓からの視界にドアミラーがあり、これが視界を妨げていた。

この三角窓からの視界は、右左折時に歩行者を見落とさないためにも重要であるが、ドアミラーの位置を変更することにより、すっきりとした視界が確保されている。

なお、ドアミラーの下部には補助ミラーがついており、車体の前方と側面の死界に対しての視界確保に役立っている。

3角窓

ここに注意!3つの弱点

これまで見てきた70ヴォクシー・ノアは、とりわけ大きな欠点は見当たらなかった。

そんな70ヴォクシー/ノアにも、強いて言うならば3つだけ課題がある。

☑大柄な人はダッシュボードに足が干渉する

多くの人には大した問題にはならないだろうが、一部の大柄な男性はダッシュボードが左足に干渉して窮屈に感じることがある(黄色矢印部分)。

体形的に該当しそうな場合には、購入前に運転席に座って確認しておいたほうが良いだろう。

運転席
【購入者の口コミ】
ダッシュボードの端に左足が当たって、とても気になるんですけど。
☑CVTは場面によって動作がいまいちなことがある

購入者の意見で割と多いのは、Dレンジで停止➞発進時に一瞬もたつくというものだ。

感じ方に個人差もあり、不具合というほどのものでもないのだが、人によってはストレスになっているようだ。

類似の事例として、坂道を下っていてアクセルを踏んでいない➞アクセルを踏むという動作に対しても、うまく動力が伝わらないことがあるという口コミもしばしば見かける。

【購入者の口コミ】
停止からの発進時など、アクセルを踏んでもタイムラグがあってスムーズに発進できないことがある。

急に動力が伝達されてカックンという感じで走り出すことも。

上記の点は、マイナーチェンジで解消されている。

☑3列目はライバル車と比較して最も狭い

これは必ずしも欠点とは言えないことだが、3列目の広さについては、ステップワゴンやセレナと比較して最も狭く、男性は多少窮屈に感じることもあるだろう。

ただ、3列目に人が乗る機会は少ないので、トヨタとしては3列目の空間を広くするより、日本の道路事情を考慮して車体を小さくすることを優先した可能性がある。

現に、ヴォクシー/ノアは、3車種の中では最も全長が短く、特にセレナと比較すると10cm以上も短い。

主

2リットルクラスのミニバンは乗ってみると見た目よりも大柄であるため、駐車場への車庫入れも含め、日本の交通事情を考えると大きくなり過ぎたと言える。

それらを総合的に判断すると、滅多に人が乗らない3列目の広さを確保するよりも、車体をコンパクトにすることを望むユーザーもいるだろう。

中古車購入に役立つ!70ヴォクシー/ノアの全販売履歴<全グレード・全特別仕様車>

中古車のグレード選びはどのように考えればいいの?

70ヴォクシー/ノアには、デビュー当初に6つのグレードが存在した。

後日、これに追加グレードや特別仕様車も販売されるが、とりあえずこの6グレードが基本となるので理解する必要がある。

グレードの基本的な考え方

装備から判断して、6つのグレードは同系列に語られるべきものではない。

標準モデル4グレードとスポーツモデル2グレードに分けて考えるべきである。

標準モデルのグレード構成

数字が高くなるほどグレードのレベルが上がる。
なお、下記グレード名は、ヴォクシー/ノア の順である。

  1. トランスーX / YY
  2. X(ヴォクシー/ノア共通)
  3. X”Lエディション” / X”Lセレクション”
  4. V / G 
スポーツモデルのグレード構成

2グレードのみであり、「Z/S」とその上級グレード「ZS/Si」の構成となる。

グレードによって何が違うの?

主

「X」を基本グレードとして考えるべし

価格的には「X」より下の「トランス-X/YY」が存在するが、これは2列シートの5人乗りであることに注意が必要だ。

中古車価格をチェックしていて、掘り出し物を発見と思ったらこのグレードだったりする。

つまり、最低グレードの「トランス-X/YY」が標準グレードなのではなく、標準グレードの「X」から装備を省いた廉価版が「トランス-X/YY」なのだ。

各グレードの基本装備
  • ホイール
  • 15インチスチールホイール
    「トランスX/YY」
    「X」
    「X Lエディション/Lセレクション」
    15インチアルミホイール
    「V/G」
    16インチアルミホイール
    「Z/S」
    「ZS/Si」
  • ヘッドライト
  • ハロゲン(ディスチャージがオプション)
    「X」
    「トランスX/YY」
    ディスチャージ
    「X Lエディション/Lセレクション」
    「V/G」
    「Z/S」
    「ZS/Si」
  • スマートキー
  • 装備なし
    「トランスX/YY」
    「X」
    メーカーオプション
    「X Lエディション/Lセレクション」
    「Z/S」
    標準装備
    「V/G」
    「ZS/Si」
  • パワースライドドア
  • 装備なし(オプションで両側)
    「トランスX/YY」
    「X」

    助手席側が標準装備(運転席側はオプション)
    「X Lエディション/Lセレクション」
    「Z/S」
    「ZS/Si」

    両側標準装備
    「V/G」

  • ハンドル
  • ウレタン
    「トランスX/YY」
    「X」
    「X Lエディション/Lセレクション」
    「Z/S」
    本革巻き+木目調
    「V/G」
    本革巻き
    「ZS/Si」
主

上記がグレードごとによる基本装備の違いだ。

もう少し細かい装備の違いを下記に示す。

なお、グレードごとの装備内容は、マイナーチェンジ等によって、後年、一部変更が加えられている

☑標準グレード「X」

この「X」グレードが基準となり、以下の装備を備える。

  • EBD付ABS&ブレーキアシスト
  • LED式ハイマウントストップランプ
  • チルト&テレスコピック機能付きハンドル
  • アクセサリーコネクター(DC12V)
  • サイドターンランプ付き電動格納式リモコンカラードドアミラー
  • 運転席シート上下アジャスター
  • 左右独立コントロールフロントオートエアコン
  • リヤクーラー
☑廉価版「トランス-X/YY」

標準グレード「X」との主要な装備の相違は以下のものである。

  • 3列目シートなし
  • リヤクーラーは標準装備なし(オプションで選択可)
☑ワンランク上の余裕「X”Lエディション”/X”Lセレクション”」

標準グレード「X」との主要な装備の相違は以下のものである。

  • オプティトロンメーター
  • バニティーミラー用ランプ
☑豪華装備満載の最上級「V/G」

上記「X”Lエディション”/X”Lセレクション”」に、主として以下の装備を追加した。

  • クルーズコントロール
  • 本革巻+木目調シフトノブ
  • ロングスライドマルチ回転シート(2WDのみ)
  • リヤオートエアコン
  • 盗難防止装置
☑スポーティーな走り・外観の「Z/S」

標準グレード「X」に対して、以下のように主として足回りと外観に変更を加えている。

  • リヤディスクブレーキ(2WD)
  • 専用フロントグリル
  • フロント・リヤ大型バンパー
  • リヤスポイラー
  • マフラーカッター
☑さらなる走りを追究した「ZS/Si」

上記「Z/S」に対して、主として以下の変更を加えている。
なお、2010年(平成22年)4月に行ったマイナーチェンジ以前にバルブマチックエンジンを搭載しているのは、このグレードのみである(マイナーチェンジ後は全グレードに搭載)。

  • バルブマチックエンジン搭載
  • 7速スポーツシーケンシャルシフトマチック
  • 本革シフトノブ
  • 盗難防止システム

ヴォクシーは特別仕様車「煌(きらめき)」にも注目

上述の6グレードが基本となるが、このうち、ヴォクシーについては、特別仕様車として「煌」シリーズが数回にわたって販売されている(特別仕様車は、全モデルの販売履歴を後述する)。

煌は、「ZS」をベースに内装・外装・装備等に変更を加えたものだ(内容はその都度異なる)。
この「煌」シリーズは、ヴォクシーのアイデンティティーともいえる存在となっている。

一方のノアについても特別仕様車が複数存在する。
こちらは、「X」をベースとしているものが多く、やはり内装・外装等に変更を加えている。

主

特別仕様車については、ヴォクシーとノアでベース車両や装備内容が異なる。

グレード選びは燃費も考えて

70ヴォクシー/ノアの場合、燃費は以下の要因によって異なる。

  • バルブマチックエンジン(3ZR-FAE)搭載の有無
  • 駆動方式(FF or 4WD)
☑マイナーチェンジ前の燃費
グレード名
(ヴォクシー/ノア)
駆動方式 燃費(km/l)
ZS/Si 以外の全グレード
(バルブマチックエンジン搭載なし)
FF
カタログ値
13.4
実燃費
9~10
4WD
カタログ値
12.6
実燃費
8~9
ZS/Si
(バルブマチックエンジン搭載)
FF
カタログ値
14.2
実燃費
10~11
4WD
カタログ値
13.4
実燃費
9~10
☑マイナーチェンジ後の燃費

マイナーチェンジ後は全グレードがバルブマチックシステム搭載の3ZRーFAEエンジンとなっており、燃費は駆動方式のみによって異なる。

グレード名
(ヴォクシー/ノア)
駆動方式 燃費(km/l)
全グレード
FF
カタログ値
14.4
実燃費
10~11
4WD
カタログ値
13.8
実燃費
9~10

70ヴォクシー/ノア デビュー時の全グレードの新車価格

グレード名
(ヴォクシー/
ノア)
駆動方式 価格(万円)
トランスーX/
YY
FF
199
4WD
221

(ヴォクシー/ノア共通)
FF
203
4WD
225
X”Lエディション”/
X”Lセレクション”
FF
220
4WD
242
V/G
FF
260
4WD
282
Z/S
FF
233
4WD
254
ZS/Si
FF
245
4WD
266
70ヴォクシー/ノアデビュー後、特別仕様車や新規グレードの追加が随時行われているので、その全履歴を時系列で以下に示す。

2008年6月 特別仕様車「ヴォクシーZS 煌」「ノアS Gエディション」販売

ヴォクシーとノアにそれぞれ特別仕様車「ヴォクシーZS煌」「ノアS Gエディション」が設定された。

「ヴォクシーZS 煌」

「ZS煌」は、「ZS」をベースに、主に以下の変更を加えている。

  • デュアルパワースライドドア
  • オートライト
  • サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー
  • フロントグリル等の外装にシルバーメタリック塗装
グレード名 価格
(万円)
ヴォクシー
ZS煌
FF :253
4WD:274

ノアS Gエディション

「S Gエディション」は、「S」グレードをベースに、主として以下の変更を加えたものだ。

  • 内装色にグレージュを設定
  • 本革巻き&木目調4本スポークステアリング・シフトノブ
  • デュアルパワースライドドア
  • スマートエントリー&スマートシステム
グレード名 価格
(万円)
ノア
S Gエディション
FF :244
4WD:265

2009年4月 特別仕様車「ノアXスマートエディション」販売

「Xスマートエディション」は、「X」に対し、主に以下の装備を追加・変更した。

  • ディスチャージヘッドランプ
  • オプティトロンメーター
  • スマートエントリー&スタートシステム
  • デュアルパワースライドドア
  • ステアリングオーディオスイッチ
  • アウトサイドドアハンドルメッキ加飾
  • コンライト(オートライト)
  • イモビライザー
グレード名 価格
(万円)
ノア
Xスマートエディション
FF :225
4WD:247

2009年6月 特別仕様車「ヴォクシーZS煌Ⅱ」販売

「ZS煌Ⅱ」は「ZS」をベースに、主に以下の装備を追加・変更した。

  • スピーカーを3個追加し、専用アンプを装備
  • デュアルパワースライドドア
  • ステアリングオーディオスイッチ
  • コンライト(オートライト)
  • サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー
  • メッキ処理ディスチャージヘッドライト
  • フロントグリル・バックドアガーニッシュにシルバーメタリック塗装
グレード名 価格
(万円)
ヴォクシー
ZS煌Ⅱ
FF :254
4WD:275

2010年4月 マイナーチェンジ

2010年(平成22年)4月にマイナーチェンジが行われている。
中古車を選ぶときにはこのことも頭に入れておく必要がある。

特に、バルブマチックエンジンが全グレードに搭載されたというのは大きな変更点である。

予算が許すなら、このエンジンを搭載したマイナーチェンジ後のモデルがおすすめだ。

マイナーチェンジによる主要な変更点

  • 全グレードのエンジンがバルブマチックシステム搭載の3ZR-FAEとなる
  • 全グレードに7速シーケンシャルシフトマチック搭載
  • 2列目シートの改良
  • CVTの改良
  • ライト・バンパー等の外観を変更

2010年6月 ヴォクシー/ノアに新グレード「G’s」設定

ヴォクシーの「Z」「ZS」、ノアの「S」「Si」グレードに対し、それぞれに上位グレード「G’s」を設定した。

追加装備はかなり多く、主要変更箇所を以下に示すが、足回りから内装・外装まで、幅広くスポーツ色を強めている。

全モデルFFであり、4WDの設定はない。

  • G’s専用チューニングサスペンション
  • G’s専用スポーツマフラー
  • G’s専用外装(フロントバンパー・リヤバンパー・フロントグリル等)
  • 本革巻きステアリングホイール
  • G’s専用アルミペダル
  • G’s専用内装
ヴォクシー
グレード名 価格
(万円)
ヴォクシーZ G’s
261(8名)
264(7名)
ヴォクシーZS G’s
280(8名)
283(7名)
ノア
グレード名 価格
(万円)
ノアS G’s
261(8名)
264(7名)
ノアSi G’s
280(8名)
283(7名)

注意

マイナーチェンジにより、ロングスライドマルチ回転シートの乗車定員が3名➞2名に変更となり、3名乗車のベンチシートと価格が異なるので、マイナーチェンジ後は7名と8名で分けて表記する。

「バージョンEDGE」も同時販売

今回の「ヴォクシーZS G’s」「ノアSi G’s」に対しては、さらにそれぞれの上位仕様「バージョンEGDE」も同時に販売された。

変更箇所は主に4点。

かなり本格的な仕様と言える。

  • 18インチG’s専用アルミホイール標準装備
  • スポーツブレーキパッド
  • 剛性アップパーツ
  • 床下空力パーツ
ヴォクシー
グレード名 価格
(万円)
ヴォクシーZS G’s
バージョンEGDE
312(8名)
315(7名)
ノア
グレード名 価格
(万円)
ノアSi G’s
バージョンEGDE
312(8名)
315(7名)

2010年9月特別仕様車「ヴォクシーZS煌」「ノアXスマートエディション」販売

以前も同じ名称の特別仕様車が販売されていたが、再度販売されることになった。

ヴォクシーZS煌

「ZS煌」は、「ZS」をベースに、主に以下の変更を加えている。

  • デュアルパワースライドドア
  • オートライト
  • サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー
  • フロントグリル等の外装にシルバーメタリック塗装
グレード名 価格
(万円)
ZS煌
FF:257(8名)
FF:260(7名)
4WD:275(8名)
4WD:278(7名)

ノアX スマートエディション

「Xスマートエディション」は、「X」をベースに、主に以下の装備を追加・変更した。

  • プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ
  • イモビライザー
  • デュアルパワースライドドア
  • スマートキー
グレード名 価格
(万円)
ノアX
スマートエディション
FF:234(8名)
FF:237(7名)
4WD:257(7名)

2011年6月特別仕様車「ノアSi レイッシュ」販売

「ノアSi」をベースにした特別仕様車「ノアSiレイッシュ」を販売した。

主に内外装にメッキ加工や専用ゴールド加飾を施すなど、外観に変更を加えている。

グレード名 価格
(万円)
ノアSi
レイッシュ
FF:256(8名)
FF:259(7名)
4WD:274(8名)
4WD:277(7名)

2011年10月特別仕様車「ヴォクシーZS煌Ⅱ」販売

「ヴォクシーZS」をベースとした特別仕様車「ヴォクシーZS煌Ⅱ」を販売した。

内容は2009年6月に販売した同名の特別仕様車と大体同じである。

グレード名 価格
(万円)
ヴォクシーZS
煌Ⅱ
FF:258(8名)
FF:261(7名)
4WD:276(8名)
4WD:279(7名)

2012年9月特別仕様車「ノアX Gエディション」販売

「ノアX Gエディション」は「ノアX Lセレクション」の内容に対し、主に以下の内容を追加・変更したものである。

  • デュアルパワースライドドア
  • スマートキー
  • 快適温熱シート(1列目)
  • リアオートエアコン
  • 本革巻き&黒木目調4本スポークステアリング
  • 外装・内装の一部に、シルバー又はメッキ塗装
グレード名 価格
(万円)
ノアX
Gエディション
FF:243(8名)
FF:246(7名)
4WD:266(7名)

2012年10月特別仕様車「ヴォクシーZS煌Ⅲ」販売

「ヴォクシーZS」をベースに、主に以下の追加・変更を行った「ヴォクシーZS煌Ⅲ」を発売した。

  • フロントグリルやライト類にメッキ処理・特別塗装
  • 本革巻きパドルシフト付き3本スポークステアリング
  • スーパーUVカットガラス
  • デュアルパワースライドドア
  • シート表皮特別加工
グレード名 価格
(万円)
ヴォクシーZS
煌Ⅲ
FF:262(8名)
FF:265(7名)
4WD:280(8名)
4WD:283(7名)

2013年4月特別仕様車「ノアXスペシャルエディション」販売

「ノアX」をベースにした「ノアXスペシャルエディション」を販売。

内容は「ノアX Lセレクション」の装備に対し、以下の追加・変更を行った。

  • デュアルパワースライドドア
  • スマートキー
  • イモビライザー
  • スーパーUVカットガラス
  • 内装の一部にシルバー塗装
グレード名 価格
(万円)
ノアX
スペシャルエディション
FF:229(8名)
FF:232(7名)
4WD:252(7名)

2013年5月特別仕様車「ヴォクシーZS 煌Z」

「ヴォクシーZS」をベースにしたと特別仕様車「ヴォクシーZS煌Z」を販売。

主な変更点は以下のとおり。

  • フロントグリルやライト類にメッキ処理・特別塗装
  • 本革巻きパドルシフト付き3本スポークステアリング
  • スーパーUVカットガラス
  • デュアルパワースライドドア
  • シート表皮特別加工
グレード名 価格
(万円)
ヴォクシーZS
煌Z
FF:257(8名)
FF:260(7名)
4WD:275(8名)
4WD:278(7名)

70ヴォクシー/ノア 中古車価格相場【2018年上半期】

主

70ヴォクシー/ノア中古車の各年式ごとの価格相場(最多価格帯)を以下に示す(車両本体価格)。

年式 中古車価格
最多価格帯
(万円)
2013年
180万円台
2012年
170万円台
2011年
150万円台
2010年
140万円台
2009年
110万円台
2008年
80万円台
2007年
70万円台

男

ライバルのセレナ、ステップワゴンとの比較も忘れずに。

70型ヴォクシー/ノアは平成19年~平成26年まで販売された。

この中古車を検討しているのであれば、ライバルとなるのは以下の2車種だろう。

  • C26型セレナ(平成22年~平成28年まで販売)
  • RK型ステップワゴン(平成21年~平成27年まで販売)

こちらも中古車価格相場や燃費等の評価・口コミを下記にレポートしている。

日産セレナ中古車C26型の価格相場・燃費・評価・口コミ

4代目ステップワゴン(RK型)中古車の価格相場・燃費・評価・口コミ