【中古車購入用】エスクァイアのカタログ燃費・実燃費を比較
この記事は、エスクァイアの新車購入者向けに執筆した情報(2020年執筆)でしたが、エスクァイアは2021年に生産終了となりました。
しかし、エスクァイアの中古車購入予定者には役立つと思い、中古車購入者向けの情報として残したものです。
マイナーチェンジ・一部改良があるので、グレード構成や仕様は年式により異なります(当記事は最終型)。
トヨタの新型エスクァイアを購入するときに気になるのが燃費だ。
特に、エスクァイアの燃費に関する下記の情報は誰もが気になるはずだ。
- エスクァイアのカタログ燃費は?
- エスクァイアの実燃費は春と秋に向上するって本当?
- ガソリン車のほうが燃費が悪いから、HV(ハイブリッド)車を買っても元はとれる?
- エスクァイアの燃費をよくする技術はこれ
当ブログではエスクァイアに関する燃費情報を満載しています!
その前に、買い替えで処分する廃車があれば廃車買取専門店が断然有利であることを知っておいてね。
そんなお店があるんだね。
エスクァイアのカタログ燃費
駆動 | JC08燃費 (km/l) |
|
---|---|---|
HV車
|
FF
|
23.8
|
ガソリン車
|
FF
|
16.0
|
4WD
|
14.8~
15.0 |
このカタログ燃費はヴォクシーやノアと同じだね。
同じパワートレインだから、当然そうなるよ。
昨年まで、他社のライバルとなるセレナやステップワゴンにはHVがなかったから、エスクァイアのHVは2000CCクラスのミニバンでは断トツの低燃費だったんだ。
しかし、ステップワゴンがHV車を登場させ、セレナもe-POWERを発売してから、燃費についてはほぼ互角の接戦となっている。
ところで、カタログ燃費だけではなく、エスクァイアの実燃費も知りたい。
春と秋は燃費が向上するって言うし、季節ごとの実燃費の変化も知りたいな。
OK!
エスクァイアの実燃費を公開するよ。
エスクァイアの実燃費は春と秋に向上する!
エスクァイアに限ったことではないけど、実燃費って春と秋に向上して夏と冬は悪いんだよね。
そう。
だから、エスクァイアの納車が冬の場合、燃費が悪いなあと思っていても春になったら大きく燃費が向上する。
早速、エスクァイアの実燃費を見ていこう。
HVの実燃費
結論から言うと、エスクァイアHVの実燃費は約16km/l程度になる。
下記のエスクァイアHVの月別実燃費表を見ると、夏と冬は燃費が悪いけど、春と秋には燃費が向上していることがわかるだろう。
月
|
実燃費
(km/l) |
---|---|
1月
|
15.4
|
2月
|
15.1
|
3月
|
16.2
|
4月
|
17.0
|
5月
|
17.4
|
6月
|
17.1
|
7月
|
16.4
|
8月
|
16.0
|
9月
|
16.4
|
10月
|
17.0
|
11月
|
16.7
|
12月
|
15.8
|
最も燃費が悪いのは2月だけど、燃費の良い5月と比較すると2.3km/lも違うんだね。
エスクァイアに限らずHV車全般に言えることだけど、暖房のためだけにエンジンを始動させる時間が結構あるから、ガソリン車と比べて冬場の燃費の落ち込みが大きいんだ。
エスクァイアガソリン車の実燃費
エスクァイアのガソリン車にはFFと4WDがあって厳密には燃費が少し異なるけど、データの都合上、まとめて集計した実燃費は約11~12km/lとなった。
月
|
実燃費
(km/l) |
---|---|
1月
|
11.2
|
2月
|
10.6
|
3月
|
11.9
|
4月
|
11.9
|
5月
|
12.2
|
6月
|
12.1
|
7月
|
10.7
|
8月
|
11.6
|
9月
|
11.8
|
10月
|
12.2
|
11月
|
11.5
|
12月
|
11.0
|
ガソリン車も夏と冬は燃費が悪いけど、春と秋に向上しているね。
燃費が悪い月と良い月では1.6km/lの差があるけれど、HV車ほどの違いではないね。
エスクァイアのHV車はガソリン車より燃費がよいので元が取れるか?
エスクァイアを買うとき、ガソリン車orHV車の選択に迷う人もいるだろう。
その選択の参考に、「HV車はガソリン車との燃費の違いで元が取れるか?」という検証を行ってみるよ。
- 比較車両
- ガソリン価格
- 燃費
- 1km走行するコストの差
ハイブリッドGi(約330万円)とガソリンGiのFF7人乗り(約292万円)で、車両価格差はおよそ38万円。
1L140円で計算
前述の実燃費データから、HV・ガソリンそれぞれの実燃費を16km/l、11km/lとして計算
HV :140÷16≒8.8円
ガソリン :140÷11≒12.7円
上記から、1km走行するコストは、12.7-8.8=3.9円の差となる。
よって、車両価格差を走行コストで回収するには、38万÷3.9≒9.7万kmの走行が必要となる。
長く乗れば不可能な数字ではないね。
いや、実際は上記の試算以上にHV車は有利だよ。
以下のことも考慮する必要がある。
- HV車は、税金の優遇が受けられる
- HV車の方がリセールバリューが高い
これ以外にもHV車は全グレードでリヤオートエアコンが標準装備となっているなど、装備がガソリン車よりも少し良い(ガソリン車は全グレードでリヤクーラーが標準。オートエアコンはオプションで43,200円)。
これら全て考慮すれば、むしろHV車のほうが有利かもしれないね。
エスクァイアの燃費を向上させる技術
エスクァイアには燃費を良くするための技術がいくつか採用されているけど、それらを紹介するよ。
エスクァイアのHV車で燃費を向上させている技術
エスクァイアのHVは実燃費で16km/lという低燃費だけれど、下記のような技術を採用して燃費をよくしている。
- クールドEGR(排出ガス再循環システム)
- 電動ウォーターポンプ
- 昇圧コンバーター付パワーコントロールユニット
- ハイブリッドトランスアクスル
- ニッケル水素バッテリー
上記以外にも、直接的に燃費をよくするわけではないけどハイブリッドシステムインジケーターも採用されていて、ハイブリッドシステムの作動状況が一目で確認できる。
ガソリン車の燃費を向上させる技術
エスクァイアはガソリン車も実燃費で約11km/lの低燃費を実現しているけど、それはバルブマチックエンジンの特性によるところが大きい。
吸気バルブリフトを連続的に変化させるバルブマチック付。さらに吸・排気バルブタイミングを最適制御するDual VVT-iの採用、圧縮比の高圧化などにより、低速から高速まで、すべての運転領域でパワフルかつゆとりに満ちた走りを実現するとともに、低燃費、低排出ガスなど、優れた環境性能も獲得しています。
引用元: トヨタ公式サイト
Super CVT-i(自動無段変速機)との相性も良く、このバルブマチックエンジンの動力を無駄なく伝達している。
以上がエスクァイアの燃費に関する情報になるけど、良質なエスクァイアの中古車を探すならズバット車販売がよいだろうね。