【中古車購入用】マツダ2の新車時の値段とグレードによる装備の違いを比較
この記事は、初代マツダ2の新車購入者向けに執筆した情報(2020年執筆)でしたが、マツダ2は2021年6月に一部改良を実施しているので、新車購入者が見ると、少し古い情報になります。
マツダ2は年式によって値段・装備・グレードが異なりますが、当記事は2021年4月当時の情報になりますので、中古車購入者向けの情報として残しました。
2019年7月18日にデミオがモデルチェンジして「マツダ2」という名前に変わったけど、値段やグレードによる装備の違いが気になるわ。
名前は変わったが、車自体は基本的にデミオ時代と変わりはない。
モデルチェンジを機に名前を変えたといったところだ。
早速、マツダ2(旧デミオ)のグレード一覧や値段、装備の違いを解説するよ。
その前に、買い替えで処分する廃車があれば廃車買取専門店が断然有利であることを知っておいてね。
そんなお店があるんだね。
では、話を元に戻そう。
- ガソリン、ディーゼルエンジンのそれぞれの最低グレードだった「15C」「XD」が廃止されたことによりグレード数が減少
- 新サスペンションや高速走行時の安定を高めるための「G-ベクタリングコントロールプラス」を採用
- マツダレーダークルーズコントロールを全車速追従機能付きに変更
- 「レーンキープアシストシステム」を設定(グレードによる)
- 左右20ブロックに分割したLEDを個別に点灯・消灯する「アダプティブヘッドライト」を設定(グレードによる)
- i-ELOOP(減速エネルギー回収システム)をガソリン車にも新たにオプション設定
- マツダコネクトがAppleCarplay、AndroidAutoに対応
- 自動防眩ルームミラーを設定(グレードによる)
- 運転席6wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能を設定(グレードによる)
- 車内の静粛性の向上
マツダは「フルモデルチェンジ」とか「マイナーチェンジ」あるいは「一部改良」といった呼び方をしないんだけど、今回の変更はマイナーチェンジレベルの内容になっている。
マツダ2(旧デミオ)のグレード一覧と値段
マツダ2はデミオ時代よりはグレードが減ったみたいだけど、どんなグレードがあって値段がいくらか気になる。
では、早速マツダ2(旧デミオ)のグレード一覧と値段を紹介しよう。
ガソリン車のグレード一覧と値段表
- 5グレードの設定があり、排気量は全グレード1500CC
- 15MBを除く全グレードについて、FFならATと6MTの選択が可能(4WD及びi-ELOOP仕様車はATのみ)
- 15MBというグレードはモータースポーツ用のベース車両であり、6MTのFFしか設定がない
グレード | 駆動 | 値段 (万円) |
---|---|---|
15S
|
FF
|
157
|
4WD
|
178
|
|
15S
プロアクティブ |
FF
|
169
|
4WD
|
190
|
|
15S
プロアクティブ Sパッケージ |
FF
|
190
|
4WD
|
211
|
|
15S
Lパッケージ |
FF
|
209
|
4WD
|
230
|
|
15MB
|
FF
|
165
|
※税込みで一万円未満四捨五入
ディーゼル車のグレード一覧と値段表
- 排気量はガソリン車と同様に全グレード1500CC
- 全3グレードの構成となっており全てFFと4WDが設定されている
- 全グレードで6MTの設定あり(4WD及びi-ELOOP仕様車はATのみ)
グレード | 駆動 | 値段 (万円) |
---|---|---|
XD
プロアクティブ |
FF
|
199
|
4WD
|
220
|
|
XD
プロアクティブ Sパッケージ |
FF
|
216
|
4WD
|
237
|
|
XD
Lパッケージ |
FF
|
246
|
4WD
|
267
|
※税込みで一万円未満四捨五入
マツダ2(旧デミオ)各グレードの違いを比較
マツダ2(旧デミオ)のグレード構成と値段表を見てきたけど、気になるのはグレードによる違いは何かということだよね。
それでは、マツダ2(旧デミオ)のグレードによる装備内容の違いや各グレードの評価を解説しよう。
まずは、ガソリン車から。
「15S」は廉価グレードの割に装備は悪くない
まずはデミオで最も値段の安いグレードとなる「15S」だけど、この装備はどうなっているの?
15Sは、廉価グレードの割には装備内容は悪くないんじゃないかな。
- スマートキーではない
- エアコンはマニュアル
- リアシートが一体型で分割可倒不可
などは一般的な廉価グレードによくある内容と言える。
しかし、それ以外に全般を見るとこのクラスの廉価グレードとしてはまずまずの装備内容で、最低限の実用性は備えていると思う。
15Sの主な装備
- 7インチWVGAセンターディスプレイ
- スカイアクティブ ビークル ダイナミクスG-ベクタリング コントロール プラス
- LEDヘッドランプ
- オート電動格納式リモコンカラードドアミラー
- アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- ハイ・ビーム・コントロールシステム
- オートライトシステム&レインセンサーワイパー(フロント)感度調整式
- 車両逸脱警報システム
- ブラインドスポットモニタリング
- リアパーキングセンサー
値段と実用性のバランスがよいグレード「15S プロアクティブ」
続いては、「15S プロアクティブ」だけど、このグレードはどう?
値段と装備内容のバランスが良いから、マツダ2(旧デミオ)を買うときにコストパフォーマンスを重視するならこのグレードを選べば間違いない。
一つ下の「15S」との値段差は約10万円程度だけど、装備内容の違いはそれ以上に感じるはずだろう。
具体的な違いや「15S」から付加される主な装備は以下のとおりだ。
- 6:4分割可倒式シートバック
- アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(カラー)
- アドバンストキーレスエントリーシステム
- スーパーUVカットガラス
- フルオートエアコン(花粉除去フィルター付)
- 運転席&助手席シートヒーター
- 交通標識認識システム
「15S」と10万円程度の値段差でこれだけ違いがあるなら、「15S プロアクティブ」のほうが断然お得感があるね。
充実が装備のグレード「15SプロアクティブSパッケージ」
「15SプロアクティブSパッケージ」は「15Sプロアクティブ」と比較して約20万円も高いのね。
しかし、このグレードは値段差に見合うだけの違いがあるんだよね。
「15Sプロアクティブ」から追加される主な装備・違いは以下のとおりだ。
- 15インチアルミホイール
- 自動防眩ルームミラー
- ステアリング/パーキングブレーキ/シフトノブ 本革巻
- 360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー
- クルーズコントロール
- ドライバーアテンションアラート
- ヘッドランプユニット内シグネチャーLEDランプ
- マフラーカッター
- トノカバー
- 内装の各所が全体的にグレードアップ
15SプロアクティブSパッケージは高いけど、「360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー」や「クルーズコントロール」などの装備は魅力的だよね。
マツダ2(旧デミオ)を購入する人はかなり悩みそう。
最上位グレードの「15S Lパッケージ」は贅沢な装備を採用
これまで見てきたマツダ2(旧デミオ)のグレード別装備内容は、グレードごとの違いが結構大きかった。
しかし、「15Sプロアクティブ Lパッケージ」と、その一つ上のグレードとなる「15S Lパッケージ」との値段差は20万円あるものの、主な違いは4点しかない。
- 16インチアルミホイール
- アダプティブ・LED・ ヘッドライト
- ステアリングヒーター
- 運転席6Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能
15S Lパッケージは、一つ下のグレードとの違いは少ないけど、マツダ2になってから新採用された「アダプティブ・LED・ ヘッドライト」や「ドライビングポジションメモリー機能」など、贅沢な装備は魅力だね。
このグレードは、予算にゆとりがある人でちょっと贅沢したいという人向きと言えるだろう。
「15MB」はレースに使うマニア向けのグレード
マツダ2(旧デミオ)のガソリン車を購入するとしたら、通常は上記の4グレードから選択することになるが、このほかにレース用のベース車両となる「15MB」というグレードが存在する。
ホームページにも掲載がないので(カタログにはあり)、一般的には選択肢に入るグレードではない。
15MBの装備の特徴は以下のとおりだ。
- 装備内容は15Sと近い
- FFかつ6MTのみの設定
- 15インチアルミホイール
16インチアルミホイールに6MTとは走り屋みたいな仕様になっているね。
ところで、ディーゼル車はどうなっているの?
それではマツダ2(旧デミオ)のディーゼル車のグレード別装備の内容や違いを解説するよ。
ディーゼル車で最廉価グレードの「XD プロアクティブ」でも不満は少ない
ディーゼル車で下位グレードの「XD プロアクティブ」だけど、このグレードはどう?
基本的にはガソリン車の「15S プロアクティブ」と同じ装備になっているんだけど、内装外装の加飾が若干違うのと、以下の装備を採用していることが違う。
- マフラカッター
- トノカバー
- 15インチアルミホイール
- AT車のドライブセレクションはレス
ガソリン車の15S プロアクティブとほぼ同じ内容なら下位グレードの「XD プロアクティブ」でも悪くないということね。
「XD プロアクティブ Sパッケージ」もガソリンとほとんど同じ装備
ディーゼル車の中間グレードとなる「XD プロアクティブ Sパッケージ」だけど、これもガソリン車の「15S プロアクティブ Sパッケージ」とほとんど同じ装備なんでしょ?
そうだね。
ガソリン車との違いはほとんどなくて、内装外装から装備までほとんど同じだ。
AT車のドライブセレクションが装備されないくらいだね。
だから、このグレードもおすすめできる。
「XD Lパッケージ」は安全装備が充実
XD Lパッケージの特徴は安全性能が高いことであり、以下の装備はマツダ2(旧デミオ)ではこのグレードにしか標準装備されていない。
- マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール
- スマートブレーキサポート
- レーンキープアシストシステム
上記以外でXD プロアクティブ Sパッケージとの違い・追加装備は以下の内容が採用されていることだ。
- シャークフィンアンテナ(ラジオ用)
- CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)
マツダ2(旧デミオ)のおすすめグレードはどれ?
これまでマツダ2(旧デミオ)のグレードをたくさん見てきたけど、売れ筋・おすすめグレードがあったら教えて欲しいな。
マツダ2は2019年7月18日に発表されて発売は9月12日からだから、これを書いている2019年7月21日現在でマツダ2の売れ筋データは存在しない。
だから、管理人のおすすめグレードを紹介しよう。
マツダ2(旧デミオ)のおすすめグレードNo1は「15S プロアクティブ」
マツダ2(旧デミオ)でおすすめグレードNo1は「15S プロアクティブ」だ。
理由は以下のとおり。
- 一つ下のグレードとは値段差の割に装備の違いが大きい
- コンパクトカーは低めのグレードがよく売れる
- 一つ上のグレードとの値段差が大きい
一つ下のグレード「15S」との値段差は約10万円程度しかないが、装備の違いは結構大きい。
15Sプロアクティブの装備は過不足がなく、コストパフォーマンスに優れる。
マツダ2(旧デミオ)に限った話ではないが、値段の安いコンパクトカーは低グレードの車が売れる傾向にある。
ガソリン車の場合、「15S プロアクティブ」とその上のグレードの値段差は約20万円もあるから、デミオの値段を考えると大きく感じると言える。
マツダ2(旧デミオ)のおすすめグレードNo2は「15S プロアクティブ Sパッケージ」
デミオのおすすめグレードNo2は、「15S プロアクティブ Sパッケージ」。
15S プロアクティブ Sパッケージがおすすめなのは理解できるわ。
必要な装備は全て採用されているし、その上のLパッケージとの違いもあまりないからね。
マツダ2(旧デミオ)のおすすめグレードNo3は「XD プロアクティブ」
続いては、マツダ2(旧デミオ)のおすすめグレードNo3だけど、ディーゼル車の「XD プロアクティブ」だ。
マツダのディーゼルエンジンはよくできているんだけど、デミオ時代にディーゼル車があまり売れていなかったから、この順位にとどめた。
対応する同一グレードで比較すると、ガソリンより25~35万円も高いから仕方ないね。
以上がマツダ2の新車時の値段とグレードによる装備の違いに関する情報になるけど、良質なマツダ2の中古車を探すならズバット車販売がよいだろうね。